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Shihori Watanabe ( @shihori_watanabe )

「撮ることよりも、まずはその時間を愛でること」——そう話してくださったのは、家族4人で世界一周の旅を続けながら写真を撮り続けるShihori Watanabeさん( @shihori_watanabe )です。
壮大な絶景よりも、朝日の中の子どもの寝顔や、窓から差し込む一筋の光に心を動かされるという彼女が、旅の中で見つめているものとは何か。
写真との向き合い方や、使用する機材への思いを伺いました。

INDEX
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01 家族を撮るときに、大切にしていること。

Q. 日頃、ご家族を撮るときに大切にしていることを教えてください。

日常の中で大事にしているのは、撮ることよりも、まずはその時間を愛でること。
子どもや家族と過ごしながら、「あぁ、いい時間だな」と感じた延長で、自然とシャッターを切っています。
少し引いた位置から、会話やその場の空気を感じながら撮ることが多いです。子どもたちだけでなく、朝の光や風、畑の景色にも同じように、心が動いた瞬間を残しています。

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02 写真を撮ることの、意味。

Q. Shihoriさんにとって、写真とはどんな存在ですか?

写真は、自分にとって「覚えておくためのもの」というより、「確かにここにあった時間を残すもの」に近い感覚です。
人はどうしても忘れてしまうけれど、たとえ記憶からこぼれてしまっても、写真がその時間を覚えていてくれるような気がしていて。
そして写真は、ただ過去を残すだけじゃなくて、今の自分たちの会話の中で、何度でもその瞬間が重なっていくものだと思っています。だからこそ、特別な瞬間だけじゃなく、なんてことない日常も、大切に残していきたいです。

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03 やわらかい光の、生まれ方。

Q. 写真から伝わる、やわらかい光やあたたかい空気感。あれは、どこから生まれてくるんでしょう。

やわらかい光は、特別なことをしているというより、「光がきれいだな」と感じた場所や時間に、素直に心が動きます。
朝や夕方の光はもちろんですが、日中でもカーテン越しの光や、何かに反射したやわらかい光に惹かれることが多いです。
被写体をどうこうするというよりも、自分が心地いいと感じる光の中に、大切な人たちがただ居てくれるだけで、もう十分で。そんな時間を、写真に残しています。

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04 仕事と、自分の家族を撮ること。

Q. 出張家族写真の撮影と、ご自身のご家族を撮る時間では、写真との向き合い方に違いはありますか?

お仕事では、そのご家族の中に流れている、目に見えない愛を丁寧に感じ取り、写真として残すことに向き合っています。
愛は目に見えないと言うけれど、その場にいると、確かにそこに在ると感じる瞬間があって。誰もが持つ暮らしの中にある、小さな温もりや尊さまで伝わるような、そんな繊細な一瞬をすくい取るように撮っています。
一方で、自分の家族を撮るときは、もう少し力を抜いて。その時間の中に自分も身を置きながら、心が動いた瞬間にシャッターを切っています。「撮る」ことと「愛でる」ことが自然に重なっている、そんな時間そのものにも、魅力を感じています。

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05 旅の中で、残したい瞬間。

Q. 家族で世界一周をされている中で、「これは残しておきたい」と感じるのはどんな瞬間でしょうか?

旅の中では、世界中の壮大な景色よりも、子どもたちがふと見せる表情や、何気ない仕草に心が動きます。
いわゆる世界の絶景も、もちろん美しいなとは思うのですが、それ以上に惹かれるのは、その中で過ごしている家族の姿や、日常の延長にあるような瞬間で。
今、RVでアメリカを横断する中でも、朝日に包まれている子どもたちの変わらない寝顔や、窓から光が差し込む瞬間など、そんな何気ない光景を、何よりも残しておきたいと感じています。
どこへ行ったかよりも、誰とどんな時間を過ごしていたかを、大切に残しています。

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06 世界一周に持っていく、2本のレンズ。

Q. よく使っているカメラやレンズがあれば教えてください。

カメラはFUJIFILM X-T5を使っています。レンズは、もともとXF23mm F1.4と、XF35mm F1.4を使ってきました。
今回の世界一周では、身軽であることと、日本にいたときと同じ視点で撮ることを大切にしたくて、NOKTON 23mm F1.2を新しく迎え、今はXF35mm F1.4との2本だけを使っています。
私にとって、撮ること自体が目的ではないので、持っていて負担にならない軽さであること。そして、自分の目で見た空気に近い写りをしてくれる点が、とても気に入っています。

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07 OPF 550-Sが連れてきた、やさしい世界。

Q. TOKYO GRAPHERのOPF 550-Sを使うことで、写真にどのような変化や魅力を感じていますか?

OPF 550-Sを使うことで、光のにじみや空気のやわらかさが、より自然に写るように感じています。特に逆光のときに、光が強くなりすぎず、どこかやさしく包み込むような印象になるのが大好きです。
何よりファインダーを覗いた瞬間の、世界の美しさには本当に心が動きます。覗いたその瞬間に「わぁ、きれいだな」と感じること。その場の温度や湿度のようなものや、そのときのときめきが、そのまま写っているような感覚があります。

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Q. 現在の活動について、ご紹介したい内容があればぜひ教えてください。

現在は、家族4人で世界を旅しながら、日常の延長のような写真を撮影しています。
今はRVでアメリカを横断中ですが、これからアイスランド、そしてヨーロッパへと向かう予定です。
この旅の中で感じていることや、どんな光に出会っているのか。写真には写りきらない日々の温度や、旅の裏側にある想いを、noteのメンバーシップ「めぐる。くらす。つづる。」で綴っています。
「どこへ行ったか」よりも、「誰とどんな時間を過ごしたか」を大切にする旅を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

Shihori Watanabe ( @shihori_watanabe ) が使用するフィルター

OPF 550-S [BASE]

OPF 550-Sは、午後の光にあるやわらかな空気感を、より自然な距離感で写真に重ねるためのBASEフィルターです。 ハイライトの立ち上がりが穏やかになり、光のにじみや空気の層が、控えめに画面へ残ります。緑や中間調のまとまりにもわずかな変化が生まれ、日中の風景や逆光のシーンに、素直で軽やかな表...
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Shihori Watanabe ( @shihori_watanabe )