OPFのゴースト・フレア 使いこなし術

ゴーストはレンズなどの評価する基準としては、無駄な物として出ないことが良いとされていますが、オールドレンズなどを愛用される方の多くはOPFで出るようなフレアやゴーストを好まれ、レンズそれぞれの特長を楽しまれているかと思います。

OPFの特長の一つとして最新のオートフォーカスレンズにフィルターを付けるだけで、その様なフレアやゴーストを活かした表現をお楽しみいただけます。
今回はOPF 480-L、550-L、650-Lでのゴーストの差と、撮影するシーンによってはゴーストを出したくない場合などもあるかと思いますので、ゴーストを出さない撮り方や、ゴースト・フレアを活かした使いこなし術をご紹介させていただきます。

OPFで表現することの出来るゴースト・フレアとは

OPF 480-LOPF 480-L
Non FilterNo Filter
左:OPF 480-L、右:フィルター未装着

この写真ではわざとゴースト・フレアが出るように太陽光がレンズに入るような角度で撮影しているため、とてもわかりやすいゴースト(オレンジの丸い光)と虹のようなフレアが入っています。
太陽を中心に全体が白くなっている部分に関しては、フレアというよりもOPFで使用している特殊ガラスの効果で光が拡散され、このような表現を出すことができています。

また、OPF 480-L、550-L、650-Lの各フィルターではゴーストの色味が異なりますので、下記の4枚の写真をご覧ください。

  • フィルター未装着
  • OPF 480-L
  • OPF 550-L
  • OPF 650-L

上記写真のように、OPF 480-Lはオレンジ、OPF 550-Lは少し紫がかった白、OPF 650-Lでは青いゴーストを出すことが出来、フレアの色味も微妙に異なります。

このサンプル写真では最大値に近い、ゴースト・フレアを出していますが、微妙な角度によってこのゴースト・フレアは強弱を調整することが可能ですし、画角を変えずにゴースト・フレアを抑える方法もございます。

絞りによるゴースト・フレアの制御

絞り値:F1.4絞り値:F1.4<
絞り値:F4.0絞り値:F4.0

上記写真では、左が絞り値 F1.4、右はF4.0で撮っていますが、このようにゴースト・フレアを抑える事が出来ます。
また、この写真ではゴースト・フレアをあえて強調するためにレンズフードを装着せずに撮影を行っていますが、レンズフードを装着することでも抑えることが出来ますので、ぜひ色々と試しお好みの状態を見つけていただければと思います。
この後は、ゴースト・フレアそして光の拡散具合を変えて撮影したサンプル写真と簡単な撮り方の説明を掲載させて頂きます。

使いこなし術.1『ゴーストを正面に入れて光を強調』

OPF 480-LOPF 480-L
Non FilterNo Filter
左:OPF 480-L、右:フィルター未装着

キャンプ中のランタンを中心にしたこの写真では、パッとみた感じでは光の拡散が表現されているもののゴーストは見つけられないかと思いますが、実際には中央にうっすらと OPF 480-Lの特長でもあるオレンジ色のゴーストが出ています。
そのため、光の拡散よりも少しくっきりとした境界のオレンジの円が出ていることがわかるかと思います。ゴーストの位置は光源に対するレンズの向き(光の入射角度)でお好みの位置にゴーストを入れるよう調整する事も可能なんです。
フィルター未装着の写真と比べていただけるとわかりやかと思いますが、光の部分を強調することができ、より印象的な写真を表現出来てますよね。

使いこなし術.2『ゴーストとフレアを対角に入れ印象的な光を演出』

OPF 550-LOPF 550-L
Non FilterNo Filter
左:OPF 550-L、右:フィルター未装着

木々の中で真上を見上げたこの写真では、白に近いゴーストが出やすい OPF 550-Lを使用して、光の拡散を活かしつつ右下部分にゴーストを入れ、左上にはうっすらとフレアが入っています。
こちらもフィルター未装着の写真と比べていただくと、木漏れ日の光をとても印象的に演出できていますよね。

Takahiro Taguchi

Instagram: @tak-tag

TOKYO GRAPHER Brand Manager
TOKYO GRAPHERのBrand Managerを務めると共にフォトグラファーとしても活躍し、国内外の広告写真を撮影。

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