OPF 480-L 実写比較
OPF 480-Lとは
OPF(Optical Preset Filter)は特殊ガラスを使用することでの光の通り方や、ガラス面へのコーティング処理による色味の変化などの高度な光学処理により、光の入射角度や光量のバランスなどの撮影環境による変化をコントロールする事で、デジタル処理では再現できない表現を実現した新しいタイプのカメラレンズ用フィルターです。
OPF 550-Lは550nm(ナノメートル)付近を、OPF 650-Lは650nm付近の光の波長を強調し、今回発売する OPF 480-L は480nm付近の波長を強調しています。それに加え特殊ガラスによる光の拡散によって光源を滲ませ全体のコントラストを抑えると共に、ハイライトの急激な白飛びを抑え、デジタル処理での画像加工では再現できない新しい表現を可能とします。
OPF 480-Lと550-L / 650-Lの違い
OPF 480-Lは青空の映える野外でのクリアさと、夕暮れ時のシネマティックな雰囲気を出すことをコンセプトにした製品です。
また、OPFシリーズは光の波長をコントロールしているため、被写体の色や季節折々の光の色や光の角度など様々な要素により色の出たかに変化が起こります。
上記のサンプル写真では青い夏空の下、太陽光が右側にある状態で撮影を行っており全体がクリアな色味になっているかと思います。朝夕の太陽が低い位置にある場合や、夜間、室内など様々な状況で効果の出方が変化するため、それらの比較は今後追加させていただくと共に、InstagramなどSNSの TOKYO GRAPHER 公式アカウントにてご紹介していきます。
拡大比較
ピント面の解像度を比較できるように、テントの部分を拡大して比較しました。
光の入り具合に応じてコントラストを抑えつつ、拡大比較しても解像度が落ちていない事がわかるかと思います。
好みの色やフレアなどを出すためにオールドレンズなどを使用した場合、オートフォーカスが使用できないことはもちろん、解像度が落ちてしまう事が悩ましいですが、OPFであれば色味やフレアを活かしオートフォーカスも使用できるため、動画などでも高い効果を発揮します。
OPFは光の通り方に変化を加える特殊ガラスと、高度なコーティング処理による誘電体多層膜との組み合わせにより、オールドレンズを使用した様な柔らかい描写とデジタル処理では再現できない特長的な色味を、最先端のオートフォーカスレンズでも味わう事ができる、世界でも類似製品のない光学製品です。
今回は最もわかりやすい特長をお伝えするため、逆光時の比較をさせていただきましたが、順光時やストロボ使用時でもその効果を発揮し皆さんのお写真に特長的な印象を加えます。実際にOPFをご利用されている方の様々な作例をInstagramかTwitterにて、ハッシュタグ検索し是非ご覧ください。