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記事: TG’s Moment – Vol.2
レンズ固定にネジマウント方式を採用した理由

TG’s Moment – Vol.2<br>レンズ固定にネジマウント方式を採用した理由

TG’s Moment – Vol.2
レンズ固定にネジマウント方式を採用した理由

あなたは一眼レフのレンズマウント部をじっくり見たことがありますか?よく見ると、とても堅牢で精密に作られていることが分かると思います。いくらいいレンズであっても、カメラ本体に最適な状態で取付けることが出来なければ、そのレンズの能力を最大限に引き出すことはおろか、ピントや画質に最悪な問題を生むことになってしまいます。私達が市販されているiPhone用外付けレンズをリサーチしていて気付いたことに「こんなに簡易な取付け方で、きちんと精度のある写真が撮れるのだろうか?」という疑問がありました。冒頭にお話ししたように、高性能なレンズを生かし、画面全体を高い解像力で描くためには、高精度に加工されたレンズマウントが必要不可欠なのです。そこで私たちが研究を重ね選択した方法は「ネジマウント方式」です。それにより、iPhone本体のレンズ部と外付けレンズ(私達が開発したtokyo grapherブランドのレンズ)を高精度な接合状態にすることができ、iPhone本来の画質を損なわない、美しい高解像度の描写力を実現しました。

私達は、創業以来70年以上にわたり、一眼レフカメラ用のレンズフィルターを製造してきた光学製品のプロフェッショナルです。長年培ってきた独自のノウハウにより、光学製品の性能や品質には当然自信を持っています。
そんな私達が創るレンズは、一眼レフカメラのレンズのクオリティにも匹敵するものと自負しています。

この「ネジ」についてもう少しお話ししましょう。ネジという仕組みは、回すだけで取り付けられ、しかも簡単に外れることがありません。精密な設計と高精度な製造により、固定する正確性や信頼性を高めることができるため、iPhone用外付けレンズという小さなものを固定するのに相応しい仕組みなのです。
クリップ方式での取り付けや、押し込んではめる方式には、付け外しの度にレンズの固定のされ方が微妙に異なってしまうという問題があります。私達が実際にテスト撮影をした際には、iPhoneカメラのレンズとのズレが生じてピントがあわなかったり、ケラレが発生することがありました。

そのようなリサーチやテストを重ねた結果、私達が掲げた目標は「正確で、素早く簡単にレンズの取り付けや交換ができ、外れにくいマウントを作ること」でした。マウント部を支えるケースについては次回お話しますが、堅牢で精度の高いレンズマウントを創り上げることができたと満足しています。余談ですが、戦後日本の高度成長を支えたのは、日本人の気質である丁寧さが活きた「モノづくりのちから」だと言われています。なかでもネジは「産業の塩」と表現されるほど経済発展に貢献しました。日本人は伝統の職人技や研究熱心な向上心によって、世界でも競争力を持つ品質レベルをつくり上げてきたからでしょう。その日本の「ネジの技術」を活かせたことも、私達tokyo grapherの誇りと考えています。

次回は、レンズマウントを支えるケースへのこだわりをお話しします。実はケースの素材は航空機の機体と同じ素材を使っているんです。「tokyo grapherが、なぜ航空機に使われるような素材を選んだのか?そしてその驚きの製造方法…」を明かしたいと思います。

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TG’s Moment – Vol.1<br>tokyo grapher が生まれたきっかけ。
製品開発 (Product Development)

TG’s Moment – Vol.1
tokyo grapher が生まれたきっかけ。

私達が考える理想的なiPhone用外付けレンズとは…「レンズを付け替えることで、単に様々な画角の撮影ができるだけでなく、iPhoneの機動性と高いカメラ性能をきちんと生かした製品であること」です。「まだ世の中にないのなら、自分達で作ってみよう」‥2015年、そんなチャレンジャーの気持ちで、tokyo grapherというMADE IN JAPANにこだわった自社ブランドを立ち上げました。

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TG’s Moment– vol.3<br>ケースには航空機の機体と同じ素材を
Duralumin Case

TG’s Moment– vol.3
ケースには航空機の機体と同じ素材を

tokyo grapherのケースに使っている素材「ジュラルミン」は、航空機の機体などに使われているものと同じです。ジュラルミンが、乗客の安全を徹底的に追求している航空機に採用される理由は、その強度、耐疲労性、耐食性、耐熱性の高さと、軽量で精密な加工が可能な性質にあります。

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