「対角線・円周魚眼レンズ」とは
tokyo grapherの新レンズ FISH-EYE 220。驚異的な画角220°を誇るこの魚眼レンズは、iPhoneのための「対角線魚眼レンズ」として設計されました。
今回は「対角線魚眼レンズ」とは何か。他にどんな種類の魚眼レンズがあるのか。それぞれの特徴とともにお話ししていきます。
魚眼レンズの種類
大きな歪みを活かした撮影が特徴の魚眼レンズは「対角線魚眼レンズ」と「円周魚眼レンズ(または全周魚眼レンズ)」の2種類に分けられます。
撮影した画像の違いで見ると「円周魚眼レンズ」で撮影された画像は円形、もしくは一部円形を残したままの状態(いわゆるケラレを残した状態)で記録され、「対角線魚眼レンズ」で撮影した画像は画面いっぱいに記録される点が異なります。
レンズを通して結像する光はもともと円形で、センサー(撮像素子)やフィルムによって四角く切り取られることで、私達がよく目にする写真や画像として記録されています。このレンズを通して結像した切り取られる前の円形の光を「イメージサークル」と呼びます。(図1)
2種類の魚眼レンズにはこの構造と密接に関係した違いがあるのです。
対角線魚眼レンズとは
対角線魚眼レンズは図2のように、イメージサークルが画面の対角線よりも大きく、ケラレのない状態で記録されます。
画面上で見たままの画像が記録されるのでトリミングの必要がなく、撮影時に完成形を想定しやすいのが特徴です。
特にiPhoneのような手軽で、トリミングをできるだけ避けたいカメラで撮影をする場合は、対角線魚眼レンズが適しているのではないでしょうか。
対角線魚眼レンズは図3のように画面の対角線上で撮影できる範囲が画角として表記されています。
円周魚眼レンズ(全周魚眼レンズ)とは
図4のようにイメージサークルが画面にすべて収まる、もしくはイメージサークルが画面の幅よりも小さく収まり記録されるレンズが円周魚眼レンズと呼ばれます。
円周魚眼レンズは撮ったままでは円形、もしくは円形が一部残った状態で記録されるため、ケラレのない写真として使用するにはトリミングが必要になります。
イメージサークルが画面内に全て収まっている円周魚眼レンズの場合、撮影した写真や画像には画角が全て収まった状態(図5)で記録されるため、トリミングする際の自由度が高い反面、トリミングで削られる範囲に慣れるまでは撮影時に完成形を想定するのが難しいのが円周魚眼レンズの特徴です。
tokyo grapherが最初に発売した魚眼レンズ、FISH-EYE LENSはこの円周魚眼を採用して設計されています。
iPhone専用対角線魚眼レンズ
FISH-EYE 220
tokyo grapherのFISH-EYE 220はiPhoneのために設計された対角線魚眼レンズです。対角線魚眼を採用しているため、220°の驚異的な画角を、iPhoneの画面でトリミングすることなく見たまま撮影することが可能となりました。
静止画撮影時の対角線上画角は220°、動画撮影時も180°の画角を保ち、iPhoneカメラ用アタッチメントレンズとして他に例が無いほど(通常のカメラレンズでもプレミアが付くほど貴重な)広い画角での撮影を実現することができます。
iPhone専用円周魚眼レンズ
FISH-EYE LENS
FISH-EYE LENSは画角内にカメラを持つ手が写り込まないよう撮影時の利便性にこだわって設計された、画角150°のiPhone専用円周魚眼レンズです。激しい動きを伴う撮影、足場の安定しない体勢や場所でも、しっかりiPhoneをホールドしながら、魚眼レンズならではのダイナミックに歪んだイメージをお楽しみいただけます。
tokyo grapherがお届けする2タイプの魚眼レンズで、自然も、街も、ポートレイトも、エクストリームスポーツも、今までiPhoneでは収めることができなかったイメージを手軽に、そしてアクティブにお楽しみください。