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記事: 香港写真旅行記 Vol.3
深圳市編

香港写真旅行記 Vol.3<br />深圳市編
FISH-EYE 220

香港写真旅行記 Vol.3
深圳市編

国内外で活躍するInstagramerのJohnnyさん(@johnny777)が1週間の香港〜深圳旅行へ。

香港の2つのエリアと、中国の深圳(Shenzhen)を巡った旅の道のりとともに撮影した写真を見せていただきました。ラストとなる第三回は中国の深圳(Shenzhen)市編。

普段からiPhoneを使って様々な街の風景を撮影するJohnnyさんが、tokyo grapherのアタッチメントレンズを用いて撮影した中国・深圳の風景をご覧ください。


深圳市

さて、最後は香港の北側にある中国の都市 深圳(Shenzhen)を巡っていこうと思います。

香港から深圳までは電車で行けるし、 日本人の場合15日以内の滞在であればビザもいらないのでふらっと行けちゃうんです。

iPhone XR + Wide Lens

深圳への行き方はいくつかあるんですが、僕は香港の友達に勧められた電車で 羅湖駅(Lo Wu station)まで行き駅直結の入国審査所を通って入るルートを選びました。
このルートで深圳へ向かう人が多いので、人波に乗って進めば迷わず深圳まで行くことができます。

お目当ての建築たち

深圳湾体育中心体育館(深圳湾体育センター)

iPhone XR + Wide Lens

最初に向かったのは深圳湾体育中心体育館(深圳湾体育センター) です。
北京オリンピックのメインスタジアム(鳥の巣)を思い起こす様な構造体でスケールの大きさが半端ありません。
超広角で地面から天井部分までしっかりと収めました。

晴れていれば、この網目の影が地面に映って綺麗だったんだろなぁ。。。

iPhone XR + Wide Lens

建物中央部の空間を足元から見上げることで高さを強調して迫力を出して撮りました。

iPhone XS + FISH-EYE 220

FISH-EYE 220を使って中央部空間の全てを収めました。
曲線が多い建物なのでFISH-EYEで撮ると構造がより強調されてより面白く見えますね。

iPhone XR + Wide Lens

ガラスのリフレクションを利用して撮ってみました。
レンズをガラスにギリギリまで近づけることができるiPhoneと小さなアタッチメントレンズだからこそ、この様な線対象に近い写真が撮れるんです!

僕は旅先でデジカメで撮っても、編集は帰国してからということがほとんどです。
旅の途中にデータをPCに入れて編集するのは面倒ですよね。

でもiPhoneで撮った写真は電車での移動中にサッと編集できるし、そのままinstagramのストーリーにも投稿できるのでデジカメと同じくらいたくさんiPhoneでも撮影しています。
リアルタイムで共有するにはやっぱりiPhoneが最適ですよね。

帰国後「深圳ってこんなところだよ」と写真を見せながら友達と話すこともあるので、iPhoneにたくさんの写真があることで会話がより一層楽しくなります。

深圳當代藝術館(Museum of Contemporary Art & Planning Exhibition)

続いてやって来たのはオーストリアの設計事務所コープヒンメル・ブラウが設計したまるでSF映画に出て来そうな深圳當代藝術館(Museum of Contemporary Art & Planning Exhibition)です。
バッグの持ち込みができなくて、金属探知機での検査とパスポートの提示を必要とするほどセキュリティーが厳しい美術館です。

現代美術の展示があるのかと思いましたが、「改革解放」政策開始から40周年を記念した展示で現代美術は皆無でした笑

iPhone XR + Wide Lens

カメラを持って入ることができたのですが、持っていた35mmレンズの画角では内部の大空間を満足に収めるのは難しい。。
Wide Lensの超広角を使って中央にモニュメントと空間全体を綺麗に収めていきます!

  • iPhone XR + Wide Lens
  • iPhone XR + Wide Lens
  • iPhone XR + Wide Lens

中央のモニュメントの表面に金属板が貼られているので、規則正しい天井のグリッドや三角形に割られたガラスの壁が歪んで反射しています。
建物の無機的な規則正しさの中にモニュメントの有機的な形があることで、なんとも不思議な感覚に陥りました。

iPhone XS

美術館の外にはリフレクション写真を撮りたくなる水盤がありました。Wide Lensで撮影して建物のスケール感を出そうとしましたが、偶然通りかかった傘をさした子供を撮ることに。
Wide Lensでは被写体が小さく写りすぎるのでここでは標準カメラで撮影しました。

深圳滞在中は青空を見ることができませんでしたが、雨の日はこんな写真が撮れるので、その環境下でしか撮れない物を探して見つけるのも1つの楽しみです。

南山文体中心(南山文化スポーツセンター)

ひし形の開口部が特徴的なこの建物は南山文体中心(南山文化スポーツセンター)という劇場やプール、体育館が入っている複合施設です。
ここでは出来るだけ壁面を広く収めたかったのでWide Lensをつけて撮影しました。

iPhone XR + Wide Lens

そしてここでもジャンプ写真を!
深圳でも相変わらずの良いジャンプ!笑
今回は深圳を案内してくれたインスタグラムで知り合った友達のカレン(@k_a_r_e_n_g)に撮ってもらいました。
僕の大きさと比較してみると、いかに巨大な壁かが一目瞭然ですね!

  • iPhone XR + Wide Lens
  • iPhone XR + Wide Lens

Live Photoで撮っておいた写真は編集でLive、ループ、バウンス、長時間露光からそのシーンにあったエフェクトを選ぶことができ、エフェクトの変更はいつでも何回でもできます。
深圳旅行中に分かったのですが、インスタのストーリーに投稿する時Live Photoで撮っておいた写真は長押しすれば写真とLive Photoの切り替えができるんですね!


街を散策

iPhone XR + Wide Lens

お目当ての建築を見に行けたのでその後はぶらぶらと街歩き。

カレン(@k_a_r_e_n_g)にも壁際に立ってもらい一枚。

instagramのおかげで、絶対に出会えなかった人達と、実際に会って写真を撮りに行ける様になりました。
ネット情報では得られない撮影スポットや美味しいお店を教えてもらえるし、逆に彼らが東京に来た時は僕が案内役となり一緒に撮影しています。

iPhone XS

深圳ではショッピングモールなど人が多く集まる場所でカラオケボックスをよく見かけました。
日本のカラオケボックスとは違い、二人ほどしか入れない大きさの文字通りのボックス仕様。

深圳ではレストランの待ち時間が2時間を超えることがよくあり、We Chatで予約して待ち時間の間にカラオケをして時間を潰す人がいるそうです。

  • iPhone XR + Wide Lens
  • iPhone XR + Wide Lens
  • iPhone XR + Wide Lens

深圳は道幅が広く、建物のスケールも大きいのでiPhoneの標準カメラでは街や建物の全体の雰囲気を捉えることができず、Wide Lensが大活躍でした。

iPhone XR + Wide Lens

超広角で建物を下から煽って撮ることで高さを強調しました。ここでもWide Lensを使用。
曇天だったので少しおどろおどろしい印象に笑
晴れの日に撮ればビルの窓に青空や雲が反射して綺麗でしょうね。

  • iPhone XR + Wide Lens
  • iPhone XS + Tele Lens
iPhone XR + Wide Lens

深圳で地下鉄に乗りる時は毎回空港の様に手荷物のX線チェックとペットボトル飲料のチェックがあります。
僕もペットボトルをバッグのサイドポケットに入れっぱなしにしていたので呼び止められてチェックを受けることに。。

  • iPhone XS
  • iPhone XS

街をぶらぶら歩いて疲れたのでショッピングモールでちょっと休憩することにしたんですが、そこで可愛いロゴのお店を発見しました。

調べてみる中国で大人気のHEY TEA(喜茶)というチーズティーを出すお店でした。
チーズティー…?美味しいとは思えない…。待ち時間はなんと40分!!でもせっかくだから飲んでみよう!

ということで桃のチーズティー(芝芝桃桃)を頼んでみました。

iPhone XS

気になるお味はというと…
意外と美味しい!

クリームチーズ、果肉入りピーチジュース、紅茶と層になっていて、ちょっとずつ口に入れていくと口の中で混ざり合う。タピオカミルクティーの次はチーズティーが日本で流行るかも?

iPhone XR + Wide Lens

深圳市民中心(シビックセンター)付近をうろうろしたら偶然出会えたLEDライトショーです。

広場に人だかりができて気になったので行ってみると、突然照明が消えて広場の周りのビル群がLEDライトで照らされ始めました。

iPhone XR + Wide Lens

後日知ったのですが、深圳を訪れた5月1日は中国では祝日の労働節でLEDライトショーが行われる日だったのです。

広場を囲む高層ビル群にLEDライトつけ、街全体での光と音の演出ができる技術力とスケールの大きさには驚きと感動を覚えました。
これまで不定期で開催されていたこのLEDライトショーですが、最近は金土日と祝日に開催されている様です。

時間があまりなかったので駆け足で深圳を歩きましたが、それでも何もかもスケールの大きな街を楽しみながら撮ることができました。まだまだ行きたい場所があるので、また訪れることがあればゆっくりと巡りたいです。

次回は晴れますように!笑

iPhone XS + Tele Lens

香港写真旅行記は今回で終了になります!
これからも海外に行った際は、その街の写真旅行記を書いていきたいと思います。

それではまたの機会に!


Johnny

Instagram: @johnny777

1988年生まれ 佐賀県出身 東京都在住
早稲田大学芸術学校建築都市設計科卒業
iPhoneで撮影することに魅了され写真の世界に入り込む。
空間とスケール、光と影を意識したミニマルな都市風景をメインテーマにする。
2017年apple社の“shot on iPhone”キャンペーンに採用され、世界25ヶ国 のビルボード広告として掲載される。
2018年Unsplash Awards street photography 部門受賞

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