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記事: Summer Camp with tokyo grapher – サマーキャンプの楽しみ方 Vol.3

Summer Camp with tokyo grapher – サマーキャンプの楽しみ方 Vol.3

Summer Camp with tokyo grapher – サマーキャンプの楽しみ方 Vol.3


渓谷の美しい水と光を堪能する。

木漏れ日の中でゆったりと食後の珈琲を楽しみ終わったら、みんなで一斉に片付けを始める。
昨晩の雨に濡れた各自のテントは最後に置いといて、焚き火の跡、キッチンやダイニングなどの共有スペースを手早くどんどん片付けて行く。最近のキャンプ道具はよくできていて、結構なスペースに広げていたテーブルや椅子やコンロなどが、みるみるうちにコンパクトに畳まれていく。
最後に各自でテントやシュラフを片付けると、荷物を車に詰め込んで、少し早いけどキャンプ場をチェックアウトする。

10時すぎ、すでに日帰りキャンプに来た車が並んでおり、渓谷の狭い道は渋滞が始まっていた。
その横をなんとかすり抜けて目的の淵を目指す。この淵は前回の6月、この阿寺渓谷に初めて来た際に見つけた場所。その日は梅雨明け前だったが奇跡的に晴れて、そのエメラルドグリーンに輝く水の美しさに感動した場所である。
今回は、SUP(スタンドアップ・パドルボード)で淵を探検して、その様子をドローンで空撮しようという計画なのだ。計画の段階からワクワクしていた時間、しかも今日は最高の天気だ!


自然は人を子供に戻してくれる。

大きい岩に立ち下を見下ろすと、陽光にキラキラと輝くエメラルドグリーンの水面が見えた。一体深さはどれぐらいなのだろうか?目を凝らすと底の小石まで透けて見えている。なんという透明度だ!!
ここ阿寺川の水がこんなに美しいのは、上流に集落やダムがないからなのだという。

ここは飛び込みのメッカのようで、小学生から大学生ぐらいまでの数人が大岩の上で順番待ちをしている。
到着して5分もしないうちに、メンバーの中でも若手の2人が崖から飛び込みはじめた。中には強者がいて、足がすくむような高さからバク転をして水面に落ちて行く。。。
気温は30度を超えてかなり暑く感じるのだが、手を浸けてみると水温は痺れるぐらいに冷たい。
みんなを見ていると水に入りたくなってきた。心臓が停まらないように少し水を体に掛けて、慣らしてから泳いでみた 笑。それでもほんの1分もすると手足が痺れてきたので、早々に岸に上がってSUPのボードのセッティングを手伝う。

ここはちょうど川がカーブしていて地形も変化があり、流れが緩いのでSUPを楽しむのにはもってこいだ。初心者でも少し練習すると立ってパドルが漕げるようになった。メンバーが順番に渓流散歩を楽しんでいる。それを大岩の上から狙うと、なんとも面白い写真が撮れる。
水が透明すぎてボードがまるで宙に浮いているように写るのだ。こんな海がイタリアにあるのをテレビでは見たことがあるが、まさか長野でこの光景に出会うとは思ってもいなかった。

大人のキャンプをしようと始まったこの集まり。道具や食にもそれなりにこだわって楽しんでいる。
でも結局のところ一番楽しいのは何かというと、晴れたり雨が降ったり、暑かったり寒かったり、明るかったり暗かったりという、自然に順応してその時間を愉しむことだと思う。 自然は人を子供に戻してくれる。

End

Text & Photography by Koichi Miyase
Photographic equipment / iPhone 6S + tokyo grapher

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Summer Camp with tokyo grapher – サマーキャンプの楽しみ方 Vol.2
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