文章:
TG’s Moment – Vol.1
tokyo grapher が生まれたきっかけ。
TG’s Moment – Vol.1
tokyo grapher が生まれたきっかけ。
いまや世界では1日数百万枚の瞬間がSNSなどを通じてシェアされるほどに「写真を撮って人と共有する」という楽しみ方は、私達の身近なものになりました。
その背景にはスマートフォンの普及がありますが、特に高性能カメラが搭載されたiPhoneの登場とその爆発的な売行きは、カメラ業界に大きな衝撃を与えました。
いつの頃からか、iPhoneで写真を撮って作品を創るスタイルが「iPhoneography」などと呼ばれるようになり、インスタグラムなどの写真共有SNSが莫大な人を集めるコミュニティに成長していくにつれ、単焦点レンズのiPhoneカメラに飽き足らない人たちは、サードパーティーの外付けレンズなどに目を向けるようになりました。
私達も光学製品メーカーというプロフェッショナルの立場で、それらの市販されている外付けレンズをリサーチしていましたが、プロの眼からはどれひとつとして高く評価できるものが見つかりませんでした。
私達が考える理想的なiPhone用外付けレンズとは…
「レンズを付け替えることで、単に様々な画角の撮影ができるだけでなく、iPhoneの機動性と高いカメラ性能をきちんと生かした製品であること」です。
「まだ世の中にないのなら、自分達で作ってみよう」‥2015年、そんなチャレンジャーの気持ちで、tokyo grapherというMADE IN JAPANにこだわった自社ブランドを立ち上げました。
私達は、創業以来70年以上にわたり、一眼レフカメラ用のレンズフィルターを製造してきた光学製品のプロフェッショナルです。長年培ってきた独自のノウハウにより、光学製品の性能や品質には当然自信を持っています。
そんな私達が創るレンズは、一眼レフカメラのレンズのクオリティにも匹敵するものと自負しています。
口径わずか30mm足らずのiPhone用レンズを、一眼レフ用レンズのクオリティにまで引き上げるためには、製品設計から製造検査まで、全ての工程で精密機器としての精度を追求することが求められます。
私達がtokyo grapherに込めた思い、こだわりや技術について、今回から少しずつここでご紹介していこうと思います。
次回は、綺麗で高画質な写真が撮影できるレンズにするために、絶対譲れなかったこだわりのひとつ…
「tokyo grapherが、なぜレンズ固定にネジマウント方式を採用したのか?」についてお話しします。
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